就活生は新聞を読むべきなのか

カテゴリ:就活とやっとくべきこと
ES研究所 2018年02月25日
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新聞

はじめに

一般家庭でも新聞を読む機会が減りつつありますが、セミナーや先輩から就職活動で新聞を読むことをおすすめされることがあります。

新聞には主に経済や政治などを中心に取り扱っており、一見すれば就職活動で使えるツールと感じますが、実際にどう利用すればいいのか分からないでしょう。

そこで今回は、就職活動で新聞を読むことは本当に有効なのかを紹介していきます。

新聞を読んでいるからといって必ず就職活動に有利に働くということはありませんが、相応のメリットがあることを意識してもらうといいでしょう。

目次

  1. 企業の最新情報を得られる
  2. 面接の時事ネタ対策としても有効
  3. まとめ
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企業の最新情報を得られる

新聞を読む

新聞には企業に関する様々な情報が掲載されており、今でも経済新聞などは部長クラス以上の社会人を中心に読まれています。

主に掲載されている内容は企業が外部に対してリリースした情報となっており、企業内部の秘密や就職活動に使えるネタがあるとは限りません。

また、掲載内容から得られる情報量は少ないとも言えます。

新聞を読むことで就職活動が有利に進むことはありませんが、それでも新聞を読むことでしか得られない情報も多くあるため、読み続けている就活生は少なくないでしょう。

企業研究の一環として利用できる

就職活動が有利になるわけでもないのに新聞を読む理由は、企業研究の一環として役立つ情報が多く掲載されているという点が挙げられます。

掲載されている内容は企業が開示できる情報となっており、これからに向けての新たな取り組みや経営方針など、最新情報を入手できるでしょう。

説明会などでは大雑把に企業イメージや働き方・社風などを紹介していますが、それらより詳細な情報が新聞にはあり、発生した不祥事や問題、株価の値動きといった点までを知ることで深い企業研究を行えるはずです。

しかし、企業研究はあくまでエントリーシートや面接に役立てるための情報であることから、決して内定に直結しないことは忘れないでおきましょう。

面接の時事ネタ対策としても有効

新聞を読む

面接では志望動機や自己PRだけでなく、時事ネタを聞かれる場合があります。

時事ネタを答えるためには、日ごろからニュースに目を通しておく必要がありますが、新聞を読んでいればその問題にも容易に対処できるでしょう。

また時事ネタを問われる場合、直近の話題が出題されることもあれば、過去数カ月にまで遡った内容を問われる可能性があります。

これに対応するためには面接前に新聞やニュースに目を通すのではなく、日頃から新聞などと向き合う習慣を身に付けておく必要があるため、新聞を定期購読することで対処できるはずです。

読むなら経済新聞が理想的

時事ネタを問われた場合、その内容のほとんどが経済絡みとなるでしょう。

そのため、新聞を読むのであれば経済新聞がもっとも最適であり、最新の業界動向や技術革新に関する話題には漏れなくチェックしておきたいところ。

特に志望企業とは別の同業他社に関連したニュースには気を配ってください。

それぞれどういった違いがあるのかを理解できるだけでなく、面接でも「別に弊社でなくてもいいのでは?」という意地悪な質問にも柔軟に対応できるようになります。

これは社会人として働くようになってからも通ずる部分で、同業他社の動向に企業は敏感になっていることから、就職活動の段階から最新情報をキャッチできる癖を身に付けておくことをおすすめします。

スマホ・タブレットで読むのもOK

新聞を定期購読しようとすれば、思いのほか費用が掛かってしまいます。

しかしスマホアプリなどで各社新聞アプリが配信されており、ネット上で定期行動をすれば費用は幾分か安く抑えることができます。

ヤフーなどのポータルサイトで様々なニュースが配信されていますが、それらを利用するのではなく、新聞社からリリースされている専用アプリを利用するのが理想的です。

アプリを利用することで、過去のバックナンバーから得たい情報をすぐに見つけることができるなど、紙媒体では時間がかかってしまうことをすぐに実現できるのは大きなメリットでしょう。

何よりも、アプリなどで配信される情報は速報性が高く、正確性も新聞と同等の高さを保っており、電車の中など場面を問わずチェックできるのが魅力的です。

まとめ

新聞を読むことで企業に関する情報を仕入れることができることから、就職活動においては強力な情報収集ツールとして活躍してくれます。

ただし注意しなければならないのが、

一社だけの新聞を読むのではなく、必ず複数社の新聞を読むことを心がけてください。

新聞社ごとで特色や書き方が異なるため、一つの内容だけを鵜呑みすることは誤った情報を仕入れることに繋がりかねません。

一定の客観性を保つという目的で、同じ情報に目を通すことになったとしても、二社以上の新聞を読んでいく力を身に付けてほしいばかりです。