他己分析のススメ

カテゴリ:就活とやっとくべきこと
ES研究所 2017年09月04日
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もくじ

  1. はじめに
  2. なぜ自己分析が必要と言われるのか?
  3. 他己分析に使えるツール
  4. 終わりに

1.はじめに

 
 
他己分析1

こんにちは、エントリーシート研究所の三浦です。

就活を意識し始めると、大抵の学生は「自己分析」を始めると思います。

しかしながら、「先輩は『自己分析が大事だ』と言うけれど、やり方がわからないし、何のためにやっているんだろう?」と、困っている方もいらっしゃるのではないでしょうか??

 

1人でうまくいかなくて頭を抱えるくらいなら、他人の力を借りれば良いのです!笑

今回は、自己分析のやり方が分からない・うまくいかない就活生のために、「他己分析」に使えるおすすめツールを紹介します。

2.なぜ自己分析が必要と言われるのか?

 
 

他己分析2

就活生のみなさんは、「自己PR」・「ガクチカ(がくちか/学生時代頑張った/力を入れたこと)のネタとして自己分析を行っていると思います。

では、そもそもなぜそのような質問が投げかけられ、どう採用選考に関わるかまで考えたことはあるでしょうか?

私の個人的な認識としては、以下の2つがあると思っています。

  • ・他の学生と比べて、自分を採用することによるメリットを明確化し、エピソードを用いて実証した上で伝えること
  • ・自分を『お買い得商品』として売り込むスキル(営業の素質)があると証明すること

そのため、自分史を書き上げて満足したり、長所・短所を書き出すだけのけの自己分析には、ほとんど意味がないと考えています。

しかしながら、自分で考えるだけで強みをきちんと把握することは(少なくとも私にとっては)困難だったため、「他己分析」を用いるようになりました。

自己分析の目的ややり方については、以下の記事に詳しく書いてあるため、合わせてご覧ください。

就活で自己分析の意味が無い3つの理由

まだ自己分析が終わってない就活生へ。なぜ終わらないのか?

就活生の2つの立場と2つの自己分析

3.他己分析に使えるツール

 

 以下に、私が「他己分析におすすめ!」と考えるツールを、3つ紹介します。

友達へのアンケート

他己分析_友達

自分のことをよく知っている友人にアンケートをとる方式です。

これによるメリットは、主に3つあります。

  • ・ 自分では気づかなかった強み・弱みがわかる
  • ・ 「周囲の人から見た自分」の姿に気づける
  • ・ 自分では「たいしたことない」と思っていた経験が、他から見たら「ぜひアピールすべき」経験だったことに気づける

面接においても、「あなたは周囲の人からどんな人間だと言われますか?」・「仲の良い友人から、『直したほうがよい』と言われることはありますか?」などはテッパンの質問なので、「周囲から見た自分」を知ることは大変重要です。

 私はマイナビの「お願い!他己分析!」という機能を使っていましたが、Googleのアンケートアプリ等で自分専用のアンケートフォームを作ってみても良いかもしれません。

お願い!他己分析(マイナビ2019)

エニアグラム診断

他己分析_エニアグラム
   

私は就活が終わってから存在を知ったのですが、これは「自己分析ができない・終わらない就活生」にぜひ使って欲しいツールです!!

ホームページ上に羅列してある質問項目で「当てはまる」と思うものにチェックをつけていくだけで、長所・短所・行動傾向などが分析されるというものです。

短時間で済む上に、びっくりするくらい当たっていたので、「私が自己分析にかけた時間はなんだったんだろう…!」と虚しくなるくらいでした笑

エニアグラム診断

リクルーター面談

他己分析_りくめん
 

「え、リク面って要は面接でしょ!! それまでには自己分析終わらせないとダメじゃないの!?」と思いましたか?笑

もちろん、どんなにリクルーターや人事に「選考には関係ありません」と言われても、実際はしっかり選考されていることがほとんどです。

しかし、私は就活の中盤あたりから、リク面は「自己分析・他己分析の精度をあげられる絶好の機会」であると気づきました。

 

リクルーター面談は、「(建前上は)選考に直結しない、就活生への仕事紹介や相互理解を図る場」として設定されます。

そのため、”正式な”面接よりはくだけた雰囲気で行われることが多く、若手社員と1対1でフランクに話す機会を得られることになります。

 

私はリクルーター面談に臨む際は、志望動機・自己PRの想定問答集を作るとともに、「自分の強みが、業務においてどう活用できるか」についての逆質問をするように心がけていました。

  • ・私はサークル/ゼミ/バイトで◯◯という役割を担い〜という経験をしましたが、この経験は営業職で活かせますか?
  • →ガクチカ(がくちか/学生時代頑張った/力を入れたこと)の中で、面接において強調すべきエピソードを見極める
  • ・営業職の☆☆という業務においては□□力が必要とされると考えているのですが、私のスポーツでの経験を活かすことはできるでしょうか?
  • →面接でよく聞かれる、「その経験は、当社でどのように発揮できますか?」の答えとして使える
  • ・(リクルーター)さんは、学生時代に経験していて良かった・しておけばよかったと思うことは何ですか?何故ですか?
  • →類似したエピソードが自分にあれば、そのまま使える

リクルーター面談で上記のような質問をし、「自分と世代の近い・志望する会社/職種の知識のある・社会人」から有益な情報を得ることができました。

リクルーター面談に向けたマインドセット

4.データを集めたあとにやること

 
他己分析4
 

上記のような方法でデータを集めた後は、深堀対策を行う必要があります。

なぜなら、面接では大抵「先ほどの〜というエピソードについて、もっと詳しく教えてください」・「なんでそれを始めようと思ったのですか?」と追加質問が投げかけれ、「本当にその経験をしたのか」・「きちんと考えた上での行動だったのか」を確認されるからです。

私は面接前に想定問答集を作成することで、こうした質問に対応できるように努めました。

5.終わりに

 
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いかがだったでしょうか?就活は己との戦いではありますが、同時に「いかに他人の手を借りられるか」も重要な要素であると考えています。

周りの友人やリクルーターなど、周囲の人とのコミュニケーションを通して、「自分は社会人としてどのように活躍したいのか」を見極めてみてください。