面接(選考)解禁日以降の就活の流れ

カテゴリ:就活と知っとくべきこと
ES研究所 2018年01月15日
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面接解禁日以降の就活の流れとやるべきこと

もくじ

  1. はじめに
  2. 就活の面接解禁日と広報解禁日の違い
  3. 面接解禁日以降の就活の流れ
  4. 面接解禁日当日(6月1日)
  5. 面接解禁から2週間後(6月15日頃)
  6. 面接解禁から1ヶ月後(6月15日頃)
  7. 面接解禁から6週間後(7月15日頃)
  8. まとめ

はじめに

就活解禁日(就活広報解禁日)から数ヶ月たつと、いよいよ大手企業から就活生への内定出しが解禁される「面接解禁日」がやってきます。面接解禁日から約1ヶ月強で、それから先40年間勤務する可能性がある「新卒で入る会社」が決まってしまいます。より効率的に就活を終えられる様に、選考解禁日以降の就活の動きを把握しましょう。

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就活の面接解禁日と広報解禁日の違い

ではまず、就活には就活解禁日、広報解禁日、面接解禁日、内定解禁日等いくつか解禁日がありますが、それぞれの違いについて整理しておきましょう。就活の流れを大きく分けているのは次の2つの解禁日です。

  • (1)広報解禁日
  • (2)選考解禁日

(1)広報解禁日とは?

いわゆる「リクナビ解禁日」のことです。企業が就活生に対して今年の採用方針や時期などを宣伝して良くなる日のことです。2018卒の場合は3月1日がこれに該当します。

(2)選考解禁日

いわゆる「内々定解禁日」のことです。経団連に所属する日系の大手企業が就活生に対して選考を行い内定を出すことが出来る様になります。2018卒の場合6月1日がこれに該当します。

今回はこの「(2)選考解禁日」以降の流れについて説明します。

面接解禁日当日(6月1日)の流れとやるべきこと

面接解禁日当日の流れ

面接解禁日に起こることは以下の2つです。

  • (1)リクルーター面接等の裏選考突破組が内定を出される
  • (2)大手企業の選考が一気に入る

(1)リクルーター面接等の裏選考突破組が内定を出される

2016卒の就活後ろ倒しの影響を受けてリクルーター面接を導入する企業は増加傾向にあります。リクルーター面接とは、社員が「OB訪問」や「後輩の相談に乗る」という体裁で就活生と接触し、水面下で行う選考のことです。BtoBのメーカーや金融等、昔からある日系企業でよく見られる選考形態です。

これらの選考を突破した就活生の内定確約組は6月1日に呼び出され内定通知を受けます。早い人はこの時点で就活終了となります。

(2)大手企業の選考が一気に入る

リクルーター選考などではなく、通常選考で選考に参加する就活生はこの日から沢山の企業から1次面接の日程調整の連絡や、早めに受けた企業からの選考結果の通知が入ります。くれぐれも電話の取りそびれや予約の取り忘れが無い様に注意しましょう。

面接解禁日当日にやるべきこと

とりあえず内定を貰っておく

リクルーター面接を突破した就活生は、まずはその企業からの内定をしっかり獲得しましょう。書類などを書くように求められることがあるかと思いますが、「内定受諾書」等は法的には効力がないものとなりますので一旦サインをしてしまって問題ありません。志望度が全くない、迷ってすら居ないのであれば誰の得にもならないのできちんと辞退しましょう。

選考のスケジューリングを最適にする

せっかくESや筆記に通った持ち駒を、選考時間が被らせてしまったり、選考予約の取り忘れでミスミス失わない様にしましょう。選考時間をなるべく被らない様、上手に選考時間を設定し、電話の取り忘れやメールの見落としが内容に十分注意し、携帯用のスマホ充電器を持ち歩く様にしましょう。

面接解禁から2週間後(6月15日頃)の流れとやるべきこと

面接解禁日から2週間程度経過すると起こることは以下です。

  • (1)総合商社各社の内定出しが終わる
  • (2)金融地域総合職の内定出しが終わる
  • (3)各社選考が続く

総合商社の選考は非常に早く、選考通過から1~3日後には次の選考が行われる傾向にあります。一般に総合商社の選考回数は4回なので選考解禁から2週間程すると内定が出し終わります。また、金融機関の地域総合職の内定が一通り出るのもこの時期です。

この時期の採用の充足率(当初予定していた採用人数に対して、実際に採用できた人数)を見ながら、保留にしていた学生に選考の連絡を入れる等の調整の動きを行っていきます。補欠連絡から内定に至る例は少なくないので、仮に補欠連絡だったとしても落胆したり投げやりになったりせずに十分な準備をもって選考に臨みましょう

この時点で2次選考落ちや3次選考落ちの案件が増えて思うように成果があがらない場合は、「Offer box」等の選考の落選結果も評価に含めてスカウトメールを出してくれる(A社の3次選考まで行ったということはこれぐらいは優秀なのだろうという期待をこめてスカウトしてくれる)サービスへ無料登録をし、1次や2次選考をパスして選考参加できる企業の数を増やしてリスクヘッジをしておきましょう。以下に簡単にサービスを紹介しますが、登録済みの方は読み飛ばして下さい。

人柄採用のOffer Box(スカウトサービス)

就活スカウトサイトのOffer Box

Offer Boxは『経験や人となりを見て企業からのスカウトを待つ』就活スカウトサービスです。一般に就活では学歴や容姿、筆記試験の結果などを通じて能力の有無でフィルターを掛けてから人柄を見ます。

しかし、『Offer Box』では実は企業が最も重視したい経験や人柄にもとづいて企業側からスカウトをかけます。従って、自分の学生時代の経験や価値観、直近の選考の選考結果(A社3次落ち、B社1次落ちetc…)を入力しておけば、後は自分に興味を持ってくれた企業の方からスカウトがかかります。

『待ちの就活』の仕組みを作れるので、就活が劇的に効率化するんですね。

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『Offer Box』さんへの無料登録をおすすめする理由は以下です。

  • ・SNS連携してるので登録が簡単
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  • ・一斉配信でのスカウトではなく1人ずつきちんとプロフィールを見てスカウトメールを送っている
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  • ・提携先がネスレやカゴメ等の人気企業から、価格コム等の優良メガベンチャーまで豊富
  • ・過去の選考実績等を自己PRに入力することも可能
  • ・学生の登録・利用は無料。一度プロフィールを入力したら後は待つだけ(もちろんプロフィールは後で変更可)

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選考解禁から1ヶ月後(6月15日頃)

面接解禁日から1ヶ月程度経過すると起こることは以下です。

  • (1)ほぼ一通りの大手企業からの内定出しが終わる
  • (2)入社先の選定に向けて各企業の担当者との相談がはじまる

面接解禁日から1ヶ月ほど経過すると、ほぼ一通りの大手企業からの内定出しが完了します。この時期に内定獲得が無い場合、極めて厳しい状況と言わざるを得ないです。また、内定を出してから他の企業に行かない様に内定者懇親会等で早々に内定者同士の関係性を作る機会を与えたり、自社に来る様に口説いたり、いわゆる「囲い込み」が行われはじめるのもこの時期です。

選考解禁から6週間後以降(7月15日頃)

面接解禁日から6週間程度経過すると起こることは以下です。

  • (1)内定を獲得した就活生の殆どが入社先を決定する
  • (2)2期(後期)採用の募集が始まる

内定を獲得した殆どの就活生が入社先を決定します。囲い込み等の活動も落ち着き、本格的に就活が終了という流れになります。SNSには「ご報告」と銘打たれた4月以降の入社先を告げる投稿が目立つ様になり、サークルやゼミ等でも「就活お疲れ打ち上げ」が行われる様になり、就活生はもとの大学生活へと戻っていきます。

一方で、納得の行く企業から内定を獲得できなかった、あるいは、内定を獲得できなかった就活生はここから後期(2期)採用にエントリーしていくことになります。「自己分析不足」といったぼんやりとして曖昧な原因追求だけでなく、エントリーしていた企業の内訳、自己PRや志望度の品質、面接やESの技術といった様々な点から自身の就活を振り返り、再度戦略・戦術を再構築して後期採用に挑む必要があります。二期のエントリー先の探し方は以下の記事を参考にして下さい

参考記事

2018卒がまだエントリーできる企業の効率的な探し方

選考解禁日以降のの就活の流れまとめ

いかがだったでしょうか?選考解禁後の就活の流れについてまとめました。

残されてる時間は多くはないので、決して沢山の対策を打つことはできないかもしれませんが、「いつ誰にどの様なことが起こるのか?」を事前に把握・理解しておくことで、最後まで納得の行く形で就活が終えられる様に努めましょう。

参考記事

『就活が終わったらやるべき6つのこと